うーん、マンガのバナーにすべきか、人物写真を使うべきか…迷うわ。
どうしたワン?
今度リリースするこの商品のバナーなんだけど、マンガテイストのバナーにすべきか、今まで通り人物写真を使ったバナーにすべきか迷っているのよね。
それならマンガバナーにすべきです!日本人は幼いころからマンガを娯楽として接してきている事から「マンガであれば読んでみよう!」というモチベーションに寄与します。よってマンガをバナーに使用するとCTR(クリック率)が上がるんです!
そうよね!やっぱりマンガテイストのバナーにすべきよね!じゃあこれで入稿をお願いします!
ちょっと待った!そんな安直な考えで良いのですか!?
え!?どういう事?
CTR(クリック率)が高いという事はその分クリック数が上がります。CPC課金(クリック課金)の広告媒体などでは無駄なクリックを生んでしまう事で不要な予算を使ってしまう可能性もあります。
たしかに…
重要なのはクリックした後の行動です。LPをしっかりと読了してくれているか?コンバージョンに寄与しているか?まで検証する必要があります。マンガ施策別の成功の秘訣は下記記事をご覧ください。
まさにその通りね。無駄にクリックされて予算を使うのは御免だわ。
そうですよね。我がマンガ広告研究所のLINE広告でマンガバナー、人物写真バナーをテストしてみました!結果が以下です!
マンガバナー テスト条件
配信バナー① マンガバナー
配信バナー② 人物バナー
ランディングページ
媒体:LINE広告
エリア:東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、福岡
性別:すべて
年齢:25-49歳
ターゲティング:類似オーディエンス
マンガバナーテスト 配信結果
マンガバナー
CTR 0.42%
人物バナー
CTR 0.33%
マンガバナーテスト 検証
ほら!やっぱりマンガバナーの方がCTR高いじゃないですか!
まだ話の途中!
続いてこちらがGoogleアナリティクスでキャンペーン毎の読了率(スクロール率)を計測したデータです!
LINE広告のクリック数を考えると人物バナーは20%も読まない、つまりファーストビューで離脱している人が多いという事ですね。
(Googleアナリティクスで読了率って計測できたのね…知らなかった…)
ちなみに読了率は↓の通りGTM(Googleタグマネージャー)の変数設定をする事でGoogleアナリティクスでも取得できるようになります!
ユニバーサルアナリティクス、GA4それぞれの読了率の詳しい設定方法はコチラ!
続いてそれぞれのキャンペーンから流入したユーザーの動きも動画で見てみましょう。 ※動画 マイクロソフトclarityを使用
マンガバナーから流入したユーザーの方がマンガを熟読している事がわかりますね。
ヒートマップを見てもイラストバナーからの流入ユーザーは他コンテンツと比較してマンガ部分を熟読している事がわかります!(ちょっと微妙な数値だけど…) ※ヒートマップ ミエルカヒートマップを使用
イラストバナー流入 ヒートマップ
人物バナー流入 ヒートマップ
人物バナーからの流入ユーザーはマンガ前半部分以降は読み飛ばしてますね。
マンガバナーテスト検証 考察
つまりマンガをしっかり読ませてモチベーションを上げた状態で下部のコンテンツに繋ぐ接続詞のような役割を担わせるにはマンガバナーの方が有効という事です。
ユーザーはマンガバナーを見てクリックしているため、「マンガを読む」モチベーションになっています。
人物バナーは「マンガを読む」モチベーションではないためマンガは読み飛ばされてしまう可能性が高くなります。
なるほど、そういう意味でもマンガバナーは有効だったのね!
その通りです!単純にCTRが高いというだけでなく、その後の読了率やユーザーの動きまで検証していく事がマンガ広告を実施する上では重要です!
でも肝心のコンバージョンは!?
どっちのバナーも0件でした(笑)検証予算が3万円だったので…とほほ…
読者の皆さん検証予算をください(笑)
こんなマンガ広告の検証をして欲しいなどご意見お待ちしています!
マンガバナー作成のご相談はコチラ↓から!